中国世界遺産ランキング一覧と地図

ANAのCMでさらに有名になった、青く透明な湖。神秘的の一言。
・倒木に　石灰が付着　「石灰華」　樹氷のように　水に横たわり
・周囲には　ジャイアントパンダ　生息す　孫悟空のモデル　キンシコウなども
・岷山山脈から　流れ込んできた　石灰分（炭酸カルシウム）　沼底に沈殿　　独特の色（日中は青、夕方はオレンジなど）

(世界自然遺産1992年登録)

石灰岩の層が棚田のようになった神秘的な湖沼群。ジャイアントパンダの生息地でもある。
・黄色い龍　かけ上がる姿　思い浮かぶ　エメラルドグリーンの　水をたたえ
・ずっと昔　海底の石灰岩層　隆起する　氷河に侵食され　カルスト地形に
・上流の　「五彩池」の高さ　ほぼ富士山頂　高山病に　注意するなり

(世界自然遺産1992年登録)

チベット仏教の大本山。ダライ・ラマの宮殿。完成までに５０年を要した。
・大昭寺　1000ｍもの　壁画あり　多くの信者の　巡礼地なり
・ポタラ宮　チベット文化の　中心地　白色の「白宮」と　赤色の「紅宮」があり
・ダライ・ラマ14世　チベット動乱で　インドへ亡命　巡礼者数は　今も絶えず

(世界文化遺産1994年登録)

少数民族ナシ族による長い歴史を持つ街。
・白壁と　水路に沿って　散歩する　素朴な暮らし　垣間見る
・トンパ文字　世界で唯一の　象形文字　今も使われ　「生きた象形文字」と

(世界文化遺産1997年登録)

土を固めてできた土楼は長方形か円形であり、高さは3階から5階、中には80家族以上が生活している｡　現在永定県で円楼が360残っており、 その中で承啓楼は円楼の中で最大で18世紀初め建造され宿泊施設もある。　
・土楼群　土の芸術　目を見張る　入口一つ　盗賊寄せず
・承啓楼　4重の円形土楼は　最大規模　「土楼の王」と　呼ばれるなり

(世界文化遺産2008年登録)

北京の故宮博物館は明・清24代にわたる皇帝の皇宮で映画「ラストエンペラー」の舞台になった。　太平洋戦争の戦禍を避けるため故宮の多くの宝が台湾へ移されたが、その結果、台湾の故宮博物館は世界四大博物館の一つとなった。　瀋陽の故宮は清になる前の後金時代に築かれた宮殿で清以前の秘宝が展示されている。
・北京故宮（紫禁城）　黄色の琉璃瓦　赤い壁　城門の一つ　「天安門」
・中国の　最後の王朝　清朝なり　皇宮（明王朝）の再建　居城となす

(世界文化遺産1987年登録)

峨眉山は中国の仏教聖地、三大霊山（仙人の住む山）の一つ。　楽山大仏は唐の時代に水害を鎮めるために90年かけて断崖に彫られた世界最大の仏像。　聖地であるため開発が行われず、貴重な動植物が今も生存しており、自然と文化の複合遺産となった。
・大きさは　奈良の大仏の　約５倍　８０３年に　完成するなり（高さ７１ｍ）
・創建時　仏を囲む　伽藍あり　今風雨にさらされ　苔むした姿

(世界複合遺産1996年登録)

人類史上最大で、月から見える唯一の建造物。　秦の始皇帝が、北方民族からの侵略に備えて、元々あったいくつかの長城をつなげたのがきっかけ。　現存する長城の中で、始皇帝がつなげた長城はほんの一部だけであり、大部分は明代に作られた。有名な見学地である八達嶺長城には北京市内から路線バス・ツアーが頻繁にある。慕田峪(ぼでんよく)長城にはロープウェイがあり、八達嶺長城よりも混んでいない。
・この長城　優に一万里　越えるなり　故に名付けて　「万里の長城」（一里は4km ）

(世界文化遺産1987年登録)

秦の始皇帝は中国を初めて統一（紀元前221年）し皇帝となり、万里の長城や兵馬傭で知られる。
・発掘時　色彩変わり　変色す　保存方法　未だ分からず　（始皇帝陵発掘を自重している）
・兵馬俑　井戸掘り農民が　発見する　それにより始皇帝陵　世界に知られ
・墓調査　自然界よりも　高濃度（約100倍）　伝説の水銀　確認されたり

(世界文化遺産1987年登録)

約25万年前から40万年前頃に住んでいたと思われる北京原人の洞窟遺跡。
・原人の　臼歯の化石　発見で　進化の足跡　思い巡らす
・歯の跡が　ほぼ完全な　頭蓋骨　五つ発掘されたが　今行方不明

(世界文化遺産1987年登録)

絶滅危惧種ジャイアントパンダの30%以上がこの地に生息する。ヤダケの生育に適した湿潤な気侯。
・このパンダ　毛皮目当てに　狩猟され　絶滅の危機　迎えるに至る
・パンダ保護　人工繁殖　数増やす　今は野生へ戻す　研究され

(世界自然遺産2006年登録)

「いわえん」と読む。清朝皇帝の離宮（避暑地）。中国に現存する最大の古代庭園。清朝第6代皇帝の乾隆帝が母親の還暦を祝って造った。
・昆明湖（人工の湖）　深く掘った土で　万寿山　その中腹に　仏香閣造り
・「西太后」　大規模修復　戦費使い　清朝滅亡　原因の一つ

(世界文化遺産1998年登録)

マルコ・ポーロが東洋のベニスと称えた町。中国の四大名園の一つ。
・蘇州庭園　「楽園｣と呼ばれ　愛される街
・拙政園　蘇州最大の　庭園なり　円窓からの眺め　一幅の名画　　

(世界文化遺産1997年登録)

敦煌・洛陽とともに中国の三大石窟の１つ。東西1km約40窟の石窟寺院。 雲崗期（460年から494年）の短期間に花開いた仏教彫刻が5万体余りある。
・釈迦牟尼像　雲崗最大の　仏像だ　黄金色で　迫力満点（高さ17m）
・仏像は　ギリシャやインドなど　影響あり　勿論自国の　文化様式も
・第20窟　雲崗石窟で　有名なり　道武帝に似せて　造られたか（仏像）

(世界文化遺産2001年登録)

中国一の名山といわれ、山水画に描かれるような奇山。変わった形の岩や松の木などが面白い。
・仙人が　ひそんでるような　景観だ　「黄山見ずして｣　「山見た言うなかれ」
・岩石が　氷河や風雨で　浸食され　現在のような　断崖絶壁に
・峰と雲　織り成す風景　「仙境」（仙人が住む世界）なり　文人憧れ　水墨画・漢詩に

(世界複合遺産1990年登録)

石窟寺院は彩色塑像と壁画で世界によく知られ、4世紀から千年間にわたって続いた仏教芸術の宝庫。　道士が吸っていたタバコの煙が壁の隙間に吸い込まれて隠し窟があることが知れわたった。
・中国の　西の玄関　敦煌は　シルクロードの　オアシス都市なり
・有料にて　見学可能な　特別有料窟（約10窟）　保存の優れた　貴重な石窟
・57窟　「美人窟」と　称される　莫高窟一の　観音菩薩あり（平山郁夫画伯が「敦煌の恋人」とたたえる）

(世界文化遺産1987年登録)

唐代から南宋時代（9世紀から13世紀頃）までの大乗仏教の石仏が岩壁に彫刻されている。中でも宝頂山にある仏陀の入滅を描いた釈迦涅槃像（長さ31m）は見応えあり。
・本当に　千以上の　手を有する　金ぱくを塗った　千手観音菩薩
・中国の　三大宗教　仏教・儒教・道教　この三教の石刻が　共存するなり（石篆山石刻）

(世界文化遺産1999年登録)

明と清の皇帝が使用した祭壇で中国最大。天安門などとともに北京のシンボル。
・豊作を　祈る儀式を　冬至にし　干ばつの時は　雨乞いもした
・春節（旧正月）に　五穀豊穣　祈りたり　瑠璃瓦葺き　三層建築

(世界文化遺産1998年登録)

封禅（ほうぜん）の儀式が行われる山として名高い（1545m）。道教の聖地である五つの山（五岳）の一つで最も尊い山。
・始皇帝　泰山に登り　天と地に　王の即位を　知らしめるなり （紀元前219年）
・孔子も　訪れていた　泰山　故に孔子廟あり　名所も多し
・紅門から　玉皇頂まで　登山する　石段ばかりで　下りは膝が笑う

(世界複合遺産1987年登録)

独特の石の柱が立ち並び、高さ200mから300m以上のものもある。カルスト地形の影響で40ほどの洞窟が存在する。漢王朝の皇帝がここに住み崩御したという伝説がある。
・険しい　石柱並ぶ　渓谷だ　今にも仙人　出現しそう
・海底が　地殻変動で　隆起し　風化と浸食　奇岩の森（数億年の年月をかけ）

(世界自然遺産1992年登録)

清の皇帝が奉天（かつての都）ヘ行き来する際に立ち寄る離宮で世界最大の皇室避暑地。18世紀「小ポタラ宮」とも呼ばれ乾隆帝が建てた。
・離宮の　その周りには　寺廟（外八廟）　チベット様式　取り入れ建てる
・普陀宗乗之廟 　外八廟の　一つなり　ラサのポタラ宮　模して建てる
・普寧寺　木彫りの仏像　「千手千眼観音菩薩像」　世界最大級　高さ約27m

(世界文化遺産1994年登録)

儒教の祖、孔子（前551年から前479年）が生まれて亡くなった場所。孔子をまつった孔廟、孔子一族の墓である孔林、孔子一族の邸宅である孔府、まとめて「三孔」という。
・歴代の　王朝により　改築され　現在のような　壮大な規模に
・孔子　中国春秋時代の　思想家なり　弟子が言葉を　論語にまとめた
・孔林には　ひとつの家系　葬られ　最古で最大の　氏族の墓地

(世界文化遺産1994年登録)

道教の名山（聖地）で風景名勝区。中国武術である武当拳の発祥地。　映画「グリーン・デスティニー」の舞台で有名になった。
・この山に　道教寺院　多く建つ　戦火で消失　明代に再建（永楽帝）
・古建築　それ以外にも　重要文物あり　よって「道教の文物倉庫」と　呼ばれるなり
・武当山　映画『ベスト・キッド』の　撮影地　天下に知れて　一躍有名に

(世界文化遺産1994年登録)

峰々が作る風景の雄大さ、険しさ、美しさが古来より有名で「奇秀は天下一」と称えられる名山。
道教の仙人が暮らしたという神秘の山。
・この廬山　断崖絶壁　囲まれて　近づきがたき　雰囲気漂う
・「五老峰」　朝日が射した　その瞬間　詩詠み愛した　唐代の李白

(世界文化遺産1996年登録)

東洋のウォール街と呼ばれ、金融都市として栄えた。四方を囲む城壁がほぼ完璧な状態で残る古都で14世紀明代造営される。(全長6.4km、高さ8～12m)。
・城内は　明・清時代　留めている　民家邸宅　街路の様子
・四合院　伝統的な　民家なり　多く現存　今も人が住み
・中国の　初の銀行　「日昇昌」　この地で誕生　手形も発行（19世紀初め頃）

(世界文化遺産1997年登録)

黄山、桂林と並び中国人が人生一度は訪れたい場所。山水画の風景。赤く切り立った崖や柱のような峰が連なる景色で筏下りが有名。
・烏龍茶　香りと味が　素晴らしい　最高級の　武夷岩茶
・両岸の　奇岩の絶景　「九曲渓」　竹の筏で　のんびり楽しむ（星村から武夷宮まで約9㎞）

(世界複合遺産1999年登録)

青城山は後漢時代からの道教の名山で道教始祖の老子銅像がある。
秦代に創られた世界最古の灌漑施設（紀元前3世紀）。
・李父子　生涯捧げ　成し遂げた　灌漑施設　技術の力
・洪水と干ばつ時　自動調整（水流）の　仕組みあり　しかも現在も　潤し続け（成都平原）

(世界文化遺産2000年登録)

中国の伝統的な古民居が残る小さな集落。桃源郷のモデルとなったと言われている。
家々をめぐる水路が完全な姿で残っている点で貴重。
・村全体　牛の体に　見立てられ　牛の胃となる　美しい沼
・明清代の　歴史建築が　多く残り　「中国明清民家博物館」と　呼ばれるなり
・宏村は　水墨画のような　景色なり　写生する人　多く訪れ

(世界文化遺産2000年登録)

中国三大石窟の一つ。１キロに及ぶ岩肌に、１０万体以上の仏像が刻まれている。奉先寺石窟の本尊「る舎那仏(高さ17m)」は龍門の代表で、日本の東大寺大仏の見本。
・龍門の　山の石質　玄武岩　適当に固く　彫刻にむく
・古陽洞　碑文など　多く彫られ　書道芸術の　傑作と言われ（北魏時代）

(世界文化遺産2000年登録)

明・清の陵墓は規模も大きく参道の彫刻群、碑楼、地下宮殿など芸術性が高い。
・定陵は　地下宮殿が　驚異的　一つの宇宙　死後の世界
・明朝が　遷都（北京へ）後の　皇帝13人　その墓「明十三陵」と　総称される（長陵・最大規模）

(世界文化遺産2000年登録)

三つの大河が深い渓谷を縫って併行して流れる、世にも美しく独特の風景。
・村々を　見守るように　そびえてる　梅里雪山（6000m級の峰々）　神の住む家
・U字型の　大きな曲がり角　「金沙江大河湾」 山の頂上から　見下ろす絶景

(世界複合遺産2003年登録)

中国東北部と朝鮮半島北部に繁栄した高句麗王国の遺跡（紀元前1世紀頃より）。王国最初期に建設された三つの都にある城郭、宮殿などの遺構と各首都周辺に残る40の墳墓群。
・高句麗は　石の文化と　いわれてる　代表的な　積石塚と山城
・両脇に　配置されている　文官・武官（彫像）　伝統的な　埋葬様式
・日本にも　高句麗式の　積石塚あり　関連性が　注目されて
・五女山城　999段の石段　天然の要塞　韓国ドラマで　話題になるなり

(世界文化遺産2004年登録)

殷王朝後期の遺構。甲骨文字は現在使用されている漢字の元となった。
・この遺構　甲骨片の　発見で　確認された　殷の首都だと
・中国で　最古といわれる　王朝殷墟（BC14世紀頃～ BC11世紀頃）　文献によっても　明らかになり
・現存の　青銅器中　最大「鼎」　「司母戊鼎」(833㎏)と呼ばれ 中国国家博物館に

(世界文化遺産2006年登録)

現存の高層楼閣は約1800棟にのぼり「華僑文化の手本」と言われている。華僑洋館とも呼ばれ、中国の伝統と西洋の建築様式とが融合している高層建築物。
・大陸（アメリカ）へ　移民となって　海渡り　稼いだお金で　故郷に建てり
・「瑞石楼」　「開平第一楼」と　称される　鉄筋コンクリート　鉄板も多用（1925年建設開始）

(世界文化遺産2007年登録)

カルスト地形の石林は剣のような尖った岩が林立し、昔から「天下の奇観」と呼ばれている。
・今もなお　侵食により　変化する　過去から未来　長い造形美（海底が隆起してから侵食される）
・秋の頃　キンモクセイの　季節なり　甘い香りに　包まれる街（桂林）
・漓江(りこう)下り　両岸の奇峰　水墨画　山紫水明　動く画廊と（桂林）

(世界自然遺産2007年登録)

奇岩、奇松で知られる景勝地で道教の聖地でもある。三つの峰が肩を並べて座る道教の始祖たちの姿に似ている所から三清山と名付けられる｡
・絶景に　空中遊覧　桟道あり　スリルと刺激　絶景の眺め
・麓から　ロープウェーが　あるなり　崖や峡谷眺め　山頂近くへ

(世界自然遺産2008年登録)

四千年以前の伝説の夏（か）王朝時代に｢天と地の中心にある」とされた場所で八ヶ所の建造物（少林寺を含む）が世界遺産となる。
・元の時代　｢天地の中心（信仰）」　継承され　太陽観察　観星台あり（世界最古の一つ）
・嵩山は　「天地の中心」の　位置にあり　聖なる山として　建物集まり

(世界文化遺産2010年登録)

古来からの霊山（3058ｍ）で仏教の聖地。五つの峰の頂上部が平らで広いから五台と呼ばれる。
・山間に　古刹の宝塔　林立す　威厳を保つ　仏教の聖地
・五台山（清涼山）　避暑地として　重宝され　夏季平均気温　平地より10℃低い

(世界文化遺産2009年登録)

中国十大風景名勝の一つ。山紫水明で｢地上の天国」とも呼ばれている。
・湖は　四季折々の　美しさ　様々な変化　西湖十景
・一元札の　デザインになる　杭州西湖　親しまれてきた　景勝地なり

(世界文化遺産2011年登録)

中国丹霞(たんか)は、中国南部の切り立った断崖に見られる赤い堆積岩で形成されたカルスト地形。日本で｢丹霞」といえば｢夕焼け雲」などの意味。
・江郎山　三つの巨石の（高さ360m）　景観たたえ　白居易らが　漢詩を作り
・丹霞山の　 男根に似ている　 陽元石　ロマンティック・ストーンの　一つと言われ
・丹霞の岩　鉄分やマンガン　含むなり　丹霞の赤色　これが生み出し　

(世界自然遺産2010年登録)

モンゴル帝国（元）のクビライ（フビライ）が設けた夏の都（避暑地）。三重の四角い城壁で囲まれた遺跡。
・マルコポーロ　「東方見聞録」で　讃えたり　よって西洋でも　この街知れ渡り
・皇帝は　毎年春分に　移動（上都へ）する　秋分になると　大都（現在の北京）に戻るなり

(世界文化遺産2012年登録)

現在では見ることのできない特異な無せきつい動物、原始的なせきつい動物の化石が良好な状態で数多く発掘（古いものは約5億年前・カンブリア紀）。出土地は今は山の中だが、もとは海底。
・化石群　せきつい動物　解き明かす　　起源と進化　気の遠くなる話
・澄江で　発見された　化石により　以前の見解　くつがえることに

(世界自然遺産2012年登録)

世界最大の棚田群。ハニ族（少数民族）などの人々が悠久の年月をかけて山肌を耕し広げてきた。
「大地の彫刻」、「雲の梯子」とも称えられ、美しい壮大な風景は一見の価値がある。
・山々から　水や養分　補給する　自然と調和の　棚田群なり
・他民族に　追われてここに　たどり着く　牛と手作業の　灌漑農法（8世紀頃から）

(世界文化遺産2013年登録)

大峡谷から氷河のある高山まで、湿原から草原までというように幅広く変化に富んだ景観。最高峰が、キルギスタンとの国境に位置するトムール峰で標高が7443m。
・氷河期を　生き延びた　古代植物　未だ山中に　生息するなり
・ボゴダ山の　中腹にある　「天池」　半月型の　山岳湖であり（ウルムチから110㎞観光地）

(世界自然遺産2013年登録)

洛陽や西安から敦煌を抜け「天山回廊」と呼ばれるルートを経てカザフスタンに至るかつての東西交易の道路網。全長約8700kmで紀元前2世紀から紀元1世紀頃に形成された。玄奘が経典を収めたとされる「大雁塔」や極彩色の仏教壁画が残る「キジル石窟寺院」や敦煌の「玉門関」などが含まれる。
・新疆　最大の石窟　「キジル千仏洞」　壁画の修理　急がれるなり（三国～唐の時代）
・シルクロードの　関所の1つ　玉門関（ぎょくもんかん）　漢と唐時代に 　建立されたり
・玉門関　辺境の地　最西端　唐の「王 之渙」　風土・自然を詠む

(世界文化遺産2014年登録)

北京から杭州までを結ぶ、世界最長の運河で総延長2500kmに及ぶ。隋の文帝、煬帝が部分的に築かれていた物をつなげ現在の京杭大運河に完成させる。軍隊・物資輸送、治水・灌漑のために利用されてきた。
・この運河　黄河と揚子江　結びつけ　中国統一の　基を築くなり
・土砂堆積　環境破壊　水汚染　保全・伝承　今課題なり
・「揚州」　鑑真和上　ゆかりの地　運河沿いの　街の一つなり

(世界文化遺産2014年登録)

中国の歴代王朝が南西部（湖南省、湖北省、貴州省）の少数民族を統治するために作った伝統的な土司(どし)制度の遺跡群（元代以降）。土司とは中国の少数民族のリーダーに与えられていた官職の総称。官職を与えることでその少数民族は王朝のシステムに組み込まれるが習慣や生活スタイルが世襲・保証される制度。
・湖南省の　土司城遺跡　最古なり　規模も最大　よく保存され
・土司制度　異なる民族間　平和なり　多民族地域での　手本となるか

(世界文化遺産2015年登録)

中国南部、ベトナムと国境を接する広西チワン族自治区にある左江花山の岩絵遺跡。チワン族の祖先である駱越人が祭りを行った時に、左江沿岸（支流の明江）などの断崖に描かれる（紀元前5世紀から後2世紀）。色鮮やかな岩絵群（5000点以上）は、ほとんどが人物像であり、銅鼓を持ち踊る人々、性行為の様子なども描かれており、当時の人々の生活が分かる。
・断崖に　足場を造り　描くなり　命をかけた　貴重な岩絵
・壁面に　赤い顔料の　図像あり　特に人物画　多く描かれ

(世界自然遺産2016年登録)

「神農架野人」（全身体毛・身長２ｍ）の伝説で有名な地域で、野生動植物の「宝庫」でもある。モミ属の原生林などを含む森林地帯で国が管理している。
・キンシコウ(猿)　孫悟空の　モデルとなり　国家一級の　保護動物なり
・神農皇帝（古代の頃）　医学・農業の　神であり　薬草摘みに訪れ　その名がつけられ

(世界文化遺産2016年登録)

鼓浪嶼（ころうしょ、コロンス島）は福建省廈門（アモイ）市沖に浮かぶ島。アヘン戦争後の南京条約（1842年）で開港され、外国人居留地となる。その後20世紀初頭には万国共同租界（半植民地支配拠点）となる。中国、東南アジア、西洋との建築様式が混合した街並みなどが見られる。
・鼓浪嶼　租界時代の　建物あり　アモイ・デコ様式の　発祥の地なり
・鼓浪嶼の　最高峰にある　「日光岩」　上からの眺め　絶景なり

(世界自然遺産2017年登録)

世界でもっとも大きく、もっとも高い高原といわれるチベット高原の北東、青海省に広がる青海可可西里国立自然保護区と三江源国立自然保護区からなる。標高4500mを超える土地に草原や砂漠・湖・氷河などが広がり、長江の水源にもなっている。
・この地帯　平均気温　氷点下　過酷な気候　冬-45度にも　
・この保護区　固有種多く　生息し　動植物の　宝庫といえる

(世界文化遺産2017年登録)

貴州省銅仁市に位置する武陵山脈の主峰・梵浄山（標高2570ｍ）は国家クラスの自然保護区であり、また奇岩でも知られている。仏教の聖地、彌勒菩薩が修業したところで代表的な寺院は護国禅寺、鎮国寺である。生態系は、太古からの姿をとどめ、希少・絶滅危惧種、固有種が多数存在。貴州ゴールデンモンキー（金糸猴）と梵淨山冷杉（ホンショウモミ）の唯一の生息地。
・中国の　仏教名山の　一つなり　景観を眺め　トレッキング
・ケーブルカーでも　登頂できる　「紅雲金頂」（2335ｍ）　橋で結ばれた　2つの山頂あり

(世界自然遺産2018年登録)

・この保護区　世界最大級の　干潟 なり　貴重な渡り鳥の　飛来が評価され
・渡り鳥　越冬地なり　塩城自然保護区　ラムサール条約の　登録地でもある　

(世界自然遺産2019年登録)

良渚文化（りょうしょぶんか）は長江文明における一文化で都市遺跡でもある（紀元前3500年ころから紀元前2200年頃）。
・巨大な　都市の遺跡　「良渚古城遺跡」　稲作中心の　初期地域国家（新石器時代・後期。発見は1936年。）

(世界文化遺産2019年登録)