日本世界遺産ランキング一覧と地図

富士山は日本一高い山で標高3776mである。　その美しさから、数多くの芸術家や作家の意欲をかき立て素晴らしい作品が数多く創作されている。　巡礼地でもあり、山の途中や麓に多くの神社がありお参りする人も多い。
・富士山は　ゴミや開発で　問題あり　自然遺産では　登録されず　（文化遺産として登録）
・富士山は　山岳信仰　「霊峰富士」　古来から続く　富士信仰

(世界文化遺産2013年登録)

8～17世紀の間、建築物と庭園の造営において、大きな役割を果たしたことが認められる。
清水寺、延暦寺、平等院、西芳寺、金閣寺、銀閣寺、龍安寺、二条城など17ヶ所の神社・寺院・城が登録。
・鳥居前　二つの白い　盛砂＜もりずな＞あり　山を神とする　信仰の証し（上賀茂神社）
・各時代の　文化資産　数多く　戦火や天災　乗り越え残り

(世界文化遺産1998年登録)

樹齢千年を超える屋久杉の原生林。その中でも代表的な縄文杉は樹齢7200年を経ているという。
・日本一　固有種（約40種）の多い　小さな島　日本全国の　気候が圧縮
・しっとりと　緑のじゅうたん　コケの群れ　多い雨量と　高い湿度　　

(世界自然遺産1993年登録)

大阪城とは違い、しっかりした本物の城を味わえる。時代劇や映画のロケに使われることも多い。
・国宝の　大天守閣　眺めよし　小天主とつながり　防御せり　
・白壁で　優雅な姿　美しい　白鷺のように　羽広げ舞う

(世界文化遺産1993年登録)

東照宮、二荒山神社、輪王寺とこれに属する建築物と周辺の自然景観が登録される。　家康の霊廟（墓）があり1617年創建された。
・東照宮　二十年毎に　修理し　いつまでも残す　当時の姿
・江戸時代の　第一級の技術　集めたり　徳川幕府の　聖地・東照宮

(世界文化遺産1999年登録)

東大寺、唐招提寺、興福寺、元興寺、薬師寺、春日大社、春日山原生林、平城京跡が世界遺産登録される。
・平城京　唐の長安　規範にし　律令国家　確立した地
・僧行基　仏教の教え　大仏に　大仏の力で　国を安定　

(世界文化遺産1998年登録)

核兵器の惨禍と悲惨さ伝える使命を託された原爆ドーム（1945年8月6日：人類初の被爆）。
・後世に　語り継がれる　このドーム　世界の平和　核兵器撤廃
・被爆して　治療の甲斐なく　一生終える　生きたい願いが　「原爆の子の像」に
・「広島平和記念資料館」　被爆資料を　展示する　被害の実態　世界の人へ

(世界文化遺産1996年登録)

千島火山帯が通り海岸線は波に削られ複雑で、冬は流氷が見られる地域。
知床五湖などを含む自然景観は知床八景として親しまれている。
・秋の鮭　知床の河川　さかのぼり　ヒグマのえさに　食物連鎖
・トレッキング　知床最大の　羅臼湖へ　高山植物　残雪もあり（6～10月上旬）
・流氷が　海岸に埋まる　知床半島　流氷ウオーク　楽しめるなり（2月上旬～3月下旬）

(世界自然遺産2005年登録)

平安時代の寝殿造りの様式を今に伝える建物として有名。平清盛が12世紀に造営した。
・この神社　潮が満ちると　海の中　朱塗りの社殿　竜宮城
・海上に　クスノキの大木　大鳥居　安芸宮島の　シンボルとなり

(世界文化遺産1996年登録)

両手を合わせたような合掌組み民家がある建物集落。
今も暮らしている生活の場であり、一般の人の宿泊も出来るめずらしい遺産。
・豪雪地　養蚕業　営むため　工夫された　屋根の勾配
　・山形に　組み合わされた　かやぶき屋根　くぎ使わない　木造建築　
・囲炉裏から　煙もくもく　かやいぶし　虫退治と　腐敗防止

(世界文化遺産1995年登録)

「白神山地」には世界最大級の原生的なブナ林が分布し、多くの動植物も見られる。
・クマゲラが　巣作りのため　穴を掘る　木肌すべすべ　天敵（へび）登れず
・ブナの森　地面しっとり　落ち葉あり　水たっぷり含み　天然のダム

(世界自然遺産1993年登録)

吉野・大峯（奈良）、熊野三山（和歌山・三重）、高野山（和歌山）の三つの霊場とそれらを結ぶ大峯奥駈道、熊野古道、高野山町石道の三つからなる。
・紀伊山地　神も仏も　受け入れて　共生の文化　神仏習合
・高野山　宿坊寺院　多くあり　精進料理と　修行体験 (阿字観や写経など）

(世界文化遺産2004年登録)

琉球王国（1429年）の居城であり政治経済の中心的役割を果たした首里城跡はよく知られている。
・戦時中　米軍攻撃　壊滅し　城壁のあと　遺産となり
・琉球の　島々造った　神様が　最初に降りた　久高島あり
・この王国　アジアの国々と　交易し　平和外交　礼節の国

(世界文化遺産2000年登録)

奥州藤原氏が栄えた平安時代王朝の寺院や遺跡群。
仏堂と庭園の工夫した配置は現世における仏国土（浄土）を表現している理想郷といわれる。
「夏草や　つわものどもの　夢の跡」と松尾芭蕉が詠む。
・戦乱の　敵味方なく　浄土へと　中尊寺に　その願いを込め
・建物・庭園　浄土思想と　結びつく　西方極楽浄土に　往生することを願い

(世界文化遺産2011年登録)

法隆寺の五重塔は世界最古の木造建築として知られ、聖徳太子ゆかりの寺ともいわれている。
・五重塔　地震にも耐えた　建築物　塔の内部の　「心柱」の力　
・大陸との　活発な交流　影響を受け　仏教文化　花開くなり　

(世界文化遺産1993年登録)

8県（山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡）23遺産で構成されている。
幕末から明治にかけ、西洋技術を取り入れ産業国家へと成長を進めた遺産群。
・軍艦島　護岸と坑口など　登録され　高層アパート　対象外なり
・「萩城城下町」　武家屋敷や商家　並ぶなり　「指月山」には　萩城跡あり

(世界文化遺産2015年登録)

フランスの技術を導入した和洋混交の日本初の官営製糸工場（1872年）。
その他、田島弥平旧宅（伊勢崎市）、高山社跡（藤岡市）、荒船風穴（下仁田町）が遺産となる。
木の骨組みにレンガを組み合わせた「木骨レンガ造り」。生糸の大量生産・養蚕技術の発展に貢献。
・風穴で　蚕の卵　冷蔵し　孵化を遅らせ　収穫時期増加
・富岡の地　もともと養蚕　盛んなり　原料の繭(マユ)も　手に入れやすく

(世界文化遺産2014年登録)

日本を代表する鉱山遺跡で、1526年から約400年、銀・銅が採掘された。　最盛期（江戸初期頃）は世界の三分の一を産出したといわれる。
・鉱夫たち　劣悪な抗内　重労働　働きすぎて　短命なりけり
・銀山　最大級の　「大久保間歩」　坑内の高さ　最大で5m（予約制・12月～2月休止）
・常時　一般公開　「龍源寺間歩」　壁にノミの跡　そのまま残り

(世界文化遺産2007年登録)

20世紀の近代建築運動に多大な影響を及ぼした一人であるル・コルビュジエの作品群。ル・コルビュジエ（1887年 - 1965年）はスイス出身の建築家でパリを拠点に活動した建築家である。世界各地に残る建築作品のうちフランスを中心とする7か国（フランス、 スイス、ベルギー、ドイツ、アルゼンチン、インド、日本・・・全17作品）の建築群が選ばれ、複数の大陸をまたぐ初の世界遺産となる。東京・上野の国立西洋美術館（1959年開館）はル・コルビュジエの基本設計をもとに建てられる。戸外に開かれた1階の空間「ピロティ」や展示室が四角いらせん状に外に広がる構造に特徴が見られる。
・大規模な　免振装置　施され　建物・作品　安全になり
・フランスから　「松方コレクション」　返還の際　その受け入れに　美術館できる

(世界自然遺産2016年登録)

東京湾から南に約千キロ離れた大小30の亜熱帯の島々で、周辺に鯨やイルカが生息している。
・この島々　固有種多く　生息し　希少種である　オガサワラオオコウモリ
・大陸と　一度として　つながらず　独自の進化　「近代の実験場」

(世界自然遺産2011年登録)

福岡県の玄界灘に浮かぶ沖ノ島は九州本島の宗像大社辺津宮の北西60kmに浮かぶ島。宗像大社辺津宮（市杵島姫神を祀る・九州本島）と宗像大社中津宮（湍津姫神を祀る・大島）と宗像大社沖津宮（田心姫神を祀る・沖ノ島）、それぞれに宗像女神を祀り、4～9世紀の祭祀跡がほぼ手つかずで残る。また朝鮮半島や中国からもたらされた奉献品が出土し、「海の正倉院」（約8万点）とも称される（九州本島・宗像大社辺津宮の神宝館）。
・沖ノ島　女人禁制　聖域なり　年一度だけ　男性上陸（大祭・5月27日に約200人）
・沖津宮（沖ノ島）を　参拝できる　「沖津宮遙拝所」　大島の地に　建設される

(世界自然遺産2017年登録)

江戸時代に弾圧を受けていたキリスト教宣教師と隠れキリシタンたちの関連遺跡群。長崎と熊本県（天草市）に点在する12の資産が登録される（大浦天主堂、原城跡および潜伏キリシタンゆかりの集落群など）。
・江戸時代　厳禁された　キリスト教　ひそかに信仰　生き残りたり（17～19世紀の禁教政策）
・現存（日本）する　教会建築では　最古なり　故に国宝に　指定される（1865年に建立「大浦天主堂」）
・自分たちが　カトリック教徒と　告白（天主堂の神父に）し　「隠れキリスタン」の事実が　判明することに

(世界文化遺産2018年登録)

古墳時代の最盛期（４世紀後半から５世紀後半）にかけて築造された百舌鳥（堺市内）・古市（藤井寺市から羽曳野市）古墳群。大山古墳（伝仁徳天皇陵古墳）をはじめとする前方後円墳群類49基（大阪府堺市(23)、羽曳野市(10)、藤井寺市（16)）。前方後円墳・帆立貝形古墳・円墳・方墳などの形状がある。
・陵墓古墳（29基）　立ち入り調査　制限され　この点などから　登録へ懸念
・学術的に　古墳の名称も　はっきりせず　違った先入観を　世界に与え（学会側）

(世界文化遺産2019年登録)